3月から6月までに見た映画で好きなものだけピックアップして感想だらだら書いていきます。
もっと、衝撃的なストーリー展開を予想していたのですが意外と真摯な話でした。子どもを思う母親の気持ち、それがたとえ偏っていたり一方的であったり押し付けであったとしてもやはりそれは愛情であるのだなとなんとなく思いました。いい悪いという話ではなく、ただ、愛情の与え方がうまいか下手かの話なのかも。どちらにせよ、この家族は強くそしてやさしい。もし自分が、彼ら誰の立場になったとしても、これほどしっかりと受け止めることはできないだろうな。どちらかというと、やっぱり母親寄りなのかもしれない。でも、妹側でもある。難しいなあ。ちなみに、妹役の
アビゲイル・ブレスリンがとってもかわいくて好き。(20120317)
実話なのがすごい。
中野翠さんが何かの雑誌に感想を書いていてさらに興味を持ったのだけれどおもしろかった。こういうことされたらそりゃ今までダメ男ばっかりつかまえてきた
フィリップ・モリスの心は鷲掴みでしょう。でもよく考えたらス
ティーブだってダメ男だ。フィリップ役の
ユアン・マクレガーが
ムーランルージュのころから大好きで、案外情けない男の人役の多い彼がこんなにもかわいらしい男の人を演じれるなんてと思うほど彼がかわいい。そりゃ一生懸命になるよね!こんだけかわいかったら!ってぐらいかわいい。(20120320)
恩田陸だったかがこの映画がとっても怖いと言っていてずっと興味を持ちながらも機会がなく。でやっと。確かに怖い。この女優さん、
キャシー・ベイツはいろいろな映画で母親役とかいい人な役を多くやられているけれど、もうこの映画以降は
ミザリーのイメージがどうしたってついてしまって、あ、怖い女優さんだって思ってしまうぐらい迫力のある怖さ。狂信的で、妄信的。怖いけど、見るのがやめられないぐらい面白い。(20120321)
メラニー・グリフィスの声がかわいい。
ハリソン・フォードが渋い。彼女の機転の利かせ方が好き。(20120323)
一緒にみた友達は意外と地味だったと評したこの作品。確かに地味。派手な展開もなく、案外淡々と進むのだけれど、個人的には結構好みだった。この映画にでてくる彼女たちはそれぞれがそれぞれの価値観で行動していてそれがいいも悪いもある意味そういう時代であったのだなとも思う。その根幹に偏見だとか
差別意識だとかが間違いなく入り込んでいたとしてもそうやって教育されてきた人間がそこに疑問を持つのは難しかったのだろうなあとも。子どもが可哀想。そして母は強い。あの母親にはスカッとさせられた。そういえば恋愛部分はいらないんじゃないかっていう友達が言ってた。確かにいらなかったかもしれないけれど、彼のおかげで彼女が自信を持てた部分もあるだろうし、あの時代、彼氏、旦那のいない女性の生き難さも見えてきたからまあいいんじゃないかなと。(20120401)
ずっと見るタイミングを逃し続けてようやく。おもしろかった。予想以上に面白かった。ジェイデンくん、こんなにかわいいかったのか!ベストキッドのときはもう男の子って感じだったのでこんなにもかわいらしい感じは想像できず。この映画の良さの半分は彼のかわいさっていっても過言じゃないぐらいかわいい。もちろん、ウィル・スミスの演技も素晴らしいと思う。トイレで情けなさで泣くシーンなんて秀逸。こういうサクセスものにありがちなとんとん拍子感はなくかといって、ストーリー展開が遅いわけでもない。彼の懸命さがただただ伝わってくる。いい映画でした。そういえばこの映画から『幸せの〜』ってタイトルの映画が増えた気がしますがどうでしょう。『幸せの〜』ってつくだけで原題の素晴らしさを消してしまうある意味破壊的なタイトル。この映画に関しては別ですが。
You got a dream, you gotta protect it. People can’t do something themselves, they wanna tell you you can’t do it. If you want something, go get it. Period
(20120408)
久しぶりに夢中になってみた映画。北欧系だからなのかなんなのか、結構痛々しいシーンはあるものの、ストーリーやキャ
ラクターやら隠されている謎やらいろいろなものがただただ面白い。これはぜひとも3作まとめていっぺんに見てほしい。久しぶりに面白い!!!と思う映画を見た。何か言うとネタバレになっちゃいそうなのでぜひぜひ見てください。ハリウッドのリメイク版ではなく、オリジナルをぜひ。原作を読みたくなって借りてきたけど時間なくてまだ読めず。作者の方、お若いのに亡くなられてるのも不謹慎ながら内容が内容なだけになんだか陰謀めいてて…。(20120410-0412)
ばあちゃん役の
もたいまさこさんがほぼしゃべらないのにこの存在感。淡々としすぎてて嫌な人は嫌だろうなと思うものの結構こののんびり感は嫌いじゃない。三人兄弟のやりとりとか、モリオのミシンの音とか、
かもめ食堂の淡々さとはまた違う淡々さがあってよかった。主人公の三人が外国の人だからなのか?まあよくわからないけれど、かわいらしくて最後ちょっと切ないのに笑える映画だった。(20120419)
キャスト豪華。なかみはまああってないようなものだけれど、この感じ嫌いじゃない。これにでてる
ズーイー・デシャネルがすごく好きでそれがこの映画の評価を引き上げてる原因のひとつかも。彼女が演じるキットの自由っぷりとかがかわいらしくって好き。まだ500日のサマー見れてないので早くみたいな。ちなみに
ハングオーバーで共演している
ジャスティン・バーサとブラッドレイ・クーパーが共演してます。この二人が好きなら見てみてもいいかも。ブラッドはそんなにキャラかわってないけれど、
ジャスティンがいつも以上に情けない感じでかわいいです。
以前一緒に働いていた人が好きだといっていて気になっていた映画。こういうロマンティックコメディはほんとに好き。とりあえず終わりがハッピーであればある程度の高評価を自分の中でたたき出してしまうのがこの手の映画。この映画は全体的に綺麗にまとまってるし、彼女が自分の気持ちに気付いてからのかわいらしさがなんとも!
ヒュー・グラントのとぼけっぷりも好き。やっぱり彼はこういう映画に出てる時が一番魅力的だ。
サンドラ・ブロックは
ラジー賞とっちゃったけど、『All about Steve』の感じとかも嫌いではなかったし、『幸せの隠れ場所』もとても好みだったしで何をやっても案外受け入れちゃえる女優さんのようです。あ、ただ『恋は嵐のように』だけはどうも。話が好みではなかったんだろうな。(20120423)
ニコラ含め子どもたちがはんぱないぐらいかわいい。とってもとってもかわいい。ストーリーなんてなくてもこのかわいさだけでもいいんじゃないかと思うぐらいかわいいけれどストーリーもきちんとしていて面白かった。フランスはシニカルなかわいさを演出するのが上手だなあ。彼らの奮闘ぶりが微笑ましい。ほんと、何度も見たくなる映画だなぁ。笑いたいときにいいかも。(20120508)
号泣。もうそれしかない。号泣。久々にこんな泣き方したなってぐらい号泣。犬ものは弱い。(20120521)
家族。許すも許さないもなく、家族は家族としてそこにあって、父親の
認知症を機にそれぞれが折り合いをつけていく。ストーリーが地味なのでどうしたって展開も地味になるのだけれど、地味な映画って案外いい映画だったりするわけで。この映画も例外ではなく。この映画の何が一番良かったかっていったらやっぱりなんだかんだラストシーンだったりします。やっとそれぞれがいろいろなものを、特に自分自身を許してすすんでいく感じがよかった。妹役の
ローラ・リニーがつく小さな嘘が怖い。フィリップ
シーモアホフマンがあごつられてるシーンが好き。兄弟って、こんな感じ。(20120525)
このあとに
インビクタスを見たのですが家族の描き方がずいぶんと違っていてびっくり。こちらの方が仲がいいというか、素敵な家族として描いている。もしかしたら、この後ぐらいから
インビクタスのような感じになってしまったのかもしれないけれど…ううーん。
政治犯として描かれてている
マンデラ。正直
マンデラさんがこんなに苦労して政治家になったことなんて1ミリも知らなかったのである意味ではなんの先入観もなく見れてよかったのかも。ただ、どうしてもひっかかるのは、彼が直接手を下したわけではないにしろ多くの人が亡くなっているということ。素晴らしい人で頭のいい人でもあるのだろうけれど、血を血で洗うやり方しかできなかったことがカナシイなあ。まあその辺は映画ではあまり触れていないのですが触れていないからこそなんだかもやもやする部分もあったり。ううーん。でも、彼が現れなければ
南アフリカは今でも黒人差別が続いていたかもしれないし。見終わってからいろいろと考えてしまう映画でした。映画自体は綺麗にまとめているし、そんな血なまぐさい感じもないんですけどね。(20120528)
予想以上におもしろかった。アクションものってあまりみないのだけれど、強い女の人ってかっこいいなあ。見ててスカッとする。たまにはこういうのもいい!(20120603)
最初っから泣きっぱなし。彼の存在の大きさと、周りのやさしさ。じんわりするほどいい映画だった。こんな理想的な(喧嘩もするけれど)旦那さんだったらほんと絶望的な気持ちにだってなるよねってぐらい素敵な旦那様。もちろん、
愛する人が明日からいきなりいなくなったらどんな人であれ絶望するんだろうけれど。最後の終わらせ方も好きでした。やっぱり映画は前向きにさせてくれないと。(20120615)