29歳

29歳

29歳をテーマにしたオムニバス。正直あまり覚えてない。山崎ナオコーラ目当てで借りたのだけれど、山崎さんの本ってぽつんぽつんと覚えていても全体を忘れていたりするんですよね、なぜか。そんな感じ。ってこれじゃああんまりなのでちょっと中身を調べてみました。  が、依然内容思い出さず。ぼんやりしてるなあ。ただそのあとで中上紀宮木あや子の本を借りようとした記憶が。中上さんはたぶん海外を舞台にした小説が多いから借りようと思ったんだと思います。純粋に内容が好きだったのは宮木さんかな。ナオコーラもきらじゃなかったと思うけどいかんせん内容が思い出せない。宇佐美さんのはどっかでよんだような話やなと。柳さんは意外とくせのない文章を書く人なんだなと思った気が。それぐらいですかね。あえて買うほどの本ではなかったですが気になったら借りてみるのがいいかと。ただ、覚えてないわりに読書録には面白かったマークがついてるんですよね。意外に楽しんだのかも。(20120407)
眺望絶佳

眺望絶佳

最初の入りで、え??ってなって躓きそうになったものの、やはりそこは中島さん。おもしろかった。この人はやっぱりはずれがないなあ。そろそろ長編も読みたい。イトウの恋みたいなのか、ツアーみたいなんが希望です!!(20120409)
イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)

イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する (新潮文庫)

文章が固くしっかりとしているので結構読むのに時間がかかりましたが、実際にアラスカで生活していたからこその自然の過酷さや素晴らしさ、星野さんがどれだけアラスカという大地を愛しているのかが文章からあふれかえっている。アラスカ行ってみたい。(20120413)
アフリカ ポレポレ―親と子のセレンゲティ・ライフ (新潮文庫)

アフリカ ポレポレ―親と子のセレンゲティ・ライフ (新潮文庫)

この人の文章は武田百合子に通じるものがある!あけすけで素直な物言いとかがとても似てる。読んでる間、薫ちゃんの言葉にびっくりするほど胸をさされた。メモし忘れたことを悔やみたくなるほど自然に順応した薫ちゃんの言葉は素直でまっすぐでシンプル。本、買おうかな。(20120418)(20120421)
サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)

サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)

久々に海外小説を一気読み。おもしろかった。これは、これは面白かった。面白いっていう言葉だけで片付けちゃいけないぐらいの迫力ある内容と文章でどうなるんだどうなるんだって気になって気になって仕方なかった。ずっとずっと、自分のしたことを悔いて悔いて悔いて悔いてきた少女が辿った軌跡がカナシイ。少しでも彼女が安らげる一瞬があったらと願うばかり。彼女を守ってくれたすべての人に感謝したくなるぐらいに気付けばサラの気持ちに自然に寄り添っていた。映像のように覚えているいくつかの場面。映画をみたら崩れちゃいそうで。(20120508)
観光 (ハヤカワepi文庫)

観光 (ハヤカワepi文庫)

単行本のころからずっと気になっていたものの機会がなく、文庫化にあたり即買い。そしていつものことながらしばらく眠らせてからの読了です。おもしろかった。舞台はタイ。短編集だったけれど、全編色濃いぐらいタイ。タイの暑さやにおい、そういうものがあえて描かれていないの行間から立ち上ってくる。闘鶏の理不尽さにやきもきし、失明寸前の母親との旅には息子と同じような気持ちで母に寄り添い、カフェラブリーでは小さな少年と一緒に小さな隙間から世界をのぞき見た。また、ぜひ、この人の話を読みたい。(20120604)
ちぐはぐな部品 (角川文庫)

ちぐはぐな部品 (角川文庫)

この前に読んだのがきまぐれロボットであとがきにも書かれていたけれどそれがどちらかというと子供向けだったのにくらべて本作は読者層を特に意識していない感じ?こちらの方が圧倒的に面白かった。星さんは全然読んだことがなかったのだけれど、読みやすくまたショートショートなので短時間でさくさく読めて寝る前にちょうどよかった。(20120606)