虹とクロエの物語

虹とクロエの物語

予想に反してなんだかえらく不思議な話だった。なんだろうこのとらえどころのなさ!読み終わってからもぼんやりしてしまう感じ。言いたいことは結構ダイレクトなんだけれど、このぼんやりとした話に対していいたことがダイレクトすぎてよけいぼんやりしていた感じが無きにしも非ず。虹子だとかクロエだとかが特別を気取っている単なる凡人であるのかはたまたそう見せかけてやっぱり非凡であるのかすらよくわからなかった。とりあえず子ども放り出して逃げるような奴は信用できないと思ってしまう。でもそれすれもこの話でいくと、普通の発言をさも自分の発言であるかのようにしたり顔でいう束になった人間なのかも。てかそんなこと考えてたらよくわかんなくなるよね。