誰かが足りない

誰かが足りない

ううーん。なんなんだろう。ハライというレストランを予約した人たちのそれぞれの話っていう設定なのかもしれないけれど、最後強引じゃなかった?またあえてハライを中心とさせなくてもよかったのでは?ってくらいハライとそれぞれの接点が薄い。話それ自体が短すぎるせいもあるかもしれないけれど。唯一認知になりかけているおばあちゃんの話はよかったけれど、それもそれで、そこまで愛しあっていた夫婦っていう設定が違和感でうまく入り込めず。最初の話が一番よかったかな。暗かった彼がちょっとしたきっかけで徐々に前を向きだす過程がああ、よかったねぇって友達みたいな感じで思った。あとは幼馴染の話かな。本当に一話一話が短すぎて詰め込みすぎだったり浅すぎたり、さわりを読んでるようでもやもやする。もっと長い物語なのにまだここしか出来上がってない、みたいな。未完の話をずっと読んでるようなもやもや。完成された本を読んだあとだから余計そう感じるのかも?