ミサキラヂオ (想像力の文学)

ミサキラヂオ (想像力の文学)

ミサキと呼ばれる町にあるラヂオ局をめぐる一年がこの人の特徴でもある長い文章でつづられています。なんでか近未来設定のわりにあまりかかわってこない近未来。時系列が前後する書き方は相変わらず。慣れてないと読みにくい。結構評価が高いですが、これよりはチューバとかのが好きかもなぁ。でも嫌いではない。挫折せずに読み終えられたのはやっぱり面白かったからだろうしねぇ。結構分厚いのに。なんだかんだ雰囲気とか文体は好きなのだろう。
乙女の密告

乙女の密告

あほを一生懸命真面目にやったらこうなりましたって感じのお話。いや決して嫌いではない。むしろ好きなユーモア。ただストーリーはねぇ。乙女がしつこく文章に登場する割に読めば読むほど乙女というものがよくわからなくなる。それが狙い?恥ずかしながらアンネの日記を読んだことがないのでなんともいえないのですが、まぁ超短いから読んでみてもいいのでは?
蹴りたい背中

蹴りたい背中

綿谷ブームを勝手に巻き起こしていた時に読んでみました。主人公がクラスで浮いてる時の心理状況とかは結構わかる。別に浮いてたわけじゃないけど、そういう気取りたい時期みたいなものは今考えたら痛々しいほどバレバレなんだなぁ。ニナガワが女性誌を読んでいる時の主人公の言葉とかは面白い。友達がいても、浮いちゃう瞬間って確実にあって、そういう時の絶望に近い恥ずかしさというか悲しさみたいなものを思い出した。
人生の使い方

人生の使い方

母がうちが読んだ後にちらっと読んでいて「あんたには早いんじゃない?」と言われた。その通りです。面白かったけど感情移入の持って生き方がなくただ淡々とへぇこんな感じなのかと読んでしまったのはおそらく、確実にこの本の本意ではないはず。
はじまらないティータイム

はじまらないティータイム

どんな話だか全然思い出せないので検索してみた。ふむ。最後の部分ぐらいしか印象にない。なんか現実的にはそうなのかもしれないけれど、もう少し主観的でもいいのでは?主観って違うかしら。でもなんかそこまで客観性を貫かなくてもいいのではと思ってしまった。