前作青空賛歌の続きのような話。登場人物が同じというわけではないけれど、雰囲気だとかが一緒なのでそう思った。かき分けできてないわけじゃないけど、前作と比べたら出てる人間が似たり寄ったり。うだうだっぷりは相変わらずで嫌いじゃない。ただ、次にどんな作品を書くんだろうっていう期待はあまり持ってない。
鴨川ホルモー。もちろん入りはホルモーってなんぞや、でしたが。まあ京都らしい感じで。オニがかわいいね。楠木ふみのキャ
ラクターがあまりに
ラノベっぽくてひいたのと、早良京子のキャラが実際いたら女子の友達いなさそうだなぁってぐらいでした。お話はおもしろかった。
伊坂さん。ふつうに好き。至ってふつう。ただ、主人公はあまり好きじゃない。変に勘がいいくせにたまに勘が鈍いところとか。
評判あんまりよくないですね。わからなくもないけれど。だって主人公があまりにも淡々と自分かわいそうアピールしてくるわりに控えめだから共感しにくい。どっちだよ、みたいな。そして大してかわいそうじゃないけど自分でそういう事態をまねていることに関しては一切触れてないところとかがなんだかなあって。半分妄想なんじゃないだろうか。友達いないしね、この子。だから男に依存してるのかなとも思う。あと親。だからといって嫌いなわけじゃないんだけどね、不思議と。文章が好きなのかも。話云々より。
ユキちゃんがすき。あと2話目の話がとても好き。
ホルモーに関係ある話もない話もなんだかごちゃごちゃ書いてみました的な連作風短編集。ホルモー好きなら読んでみてもいいかもしれないけれど、ふーんって感じになるっちゃあなる。
あぁ、おもしろい。おもしろい!全部一気に読んだらなんでか色々ふっきれた。
宇宙兄弟があってよかった。