流星ワゴン

流星ワゴン

久しぶりな重松さん。正直さほど読んだわけではないけれどこの人の女の人の描き方はなんだか似てますね。男の人はさすがだなぁっていうぐらいよわっちくって甘っちょろくて単純なんだけれど。お話的には結構好き。泣かせようとしている感じの設定が盛り込まれてるわりには、引っ張ることなく結構あっさりとしているし、主軸をきちんとわかっている感じで読みやすいです。前半真っ暗な主人公が、ゆっくりとしっかりと自分と向き合って自分の周りと向き合っていく過程はよんでいてがんばろうって思える。重松さん的応援歌な小説かも。たまには重松さんもありですね!