加賀まりこはかっこいい女性だ。エッセイ読んでたらしみじみ思う。さばさばとした、気風のいい、気持ちのいい、かっこいい女性だ!思わずメモしたくなる言葉が多かった。
僕と1ルピーの神様の第二作目。面白いなあやっぱり。話の広げ方とかまとめかたとかもすきやし、話が思わぬところでつながってあぁ!ってなる感じも好き。でもやっぱりみんながみんな幸せにはなれないのかなぁとも思ってしまう。仕方ないのかもしれないけれど、あれが最良のラストなのだとしてもどうしたってちょっと悲しい気持ちになってしまう。
アン・タイラー初読み。翻訳ものが苦手なのだけれど意外なほどサクサク読めた。訳がいいのか、アンタイラーの力か。ストーリーも結構すっと入りやすかった。海外の話ってたまにえ?なんでそこでそんな行動を?っていう違和感があったりすることもあるけれどこれにはなかったのもよかったのかも。結構好きだったから別の話も読んでみたい。
初読み。軽く読める。結構彼のキャラは嫌いじゃないけれど一話一話のまとまり方がまちまちすぎだったかな。でもサクサク読めて面白かったし嫌いではない。最後の話がいまいちすぎてその印象に引きずられてしまってるけれど機会があれば別の作品も読んでみたい。
なんだかんだいいながらうちは
山崎ナオコーラが好きだと思う。海外を舞台にしているという設定も好み。慧眼の奥さんみたいな人になりたい。ちょっと『誰かと暮らすということ』のサッチにも似てる。今が自分のベルエポックだなって日々思えるのって素敵だ。邂逅はとっても上海っぽかった。上海ってそんなイメージ。夜の、雨の、上海。膨張する話も好きだったし、男と点と線も好きだし物語の完結もスカートのすそをふんで歩く女も好きだ。ようはこの本が好き。
中島京子なんだけれどちょっと不思議な話が多かった。若干雰囲気は女中譚に似てるかな?全部違うところで書いたりした話らしいのだけれど、全体的な雰囲気が不思議と似てる。
シンガポールの話とか、結構好きだった。コワーリョフの鼻は思わず笑ってしまった。表題も面白かったしやっぱり
中島京子に大きなはずれはないなぁ。面白い。最近の鉄板は
山崎ナオコーラと
中島京子、
角田光代、
吉田修一くらいかな。まだおるやも。忘れた。
それぞれ個性の違う大学時代の友人6人が、仲間内の結婚式で思うそれぞれの気持ち。さらっとしていて読みやすい文体。たぶん初読みかな。さわやかで神戸に行きたくなる。晴れた日の気持ちのいい結婚式の情景が浮かぶ小説でした。