昨日読了

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

えらく評価が高いなと思っていたけれど、納得。かなりな部分ファンタジーではあるので入れないとキツイ設定ではあるけれど、主人公のアオヤマ君がなんだかすごくイイ。淡々と怒らず悔しがらず小学四年生とは思えない大人ぶりを発揮する彼の性格がとてもツボで好き。そんな彼のまわりのウチダ君やらハマモトさんやらスズキ君やら、お父さんやらお姉さんやら、妹やら。みんながみんなすごくイイ味出して彼をサポートしている。淡々といろいろなことを研究して大きな謎を解いた彼は昨日の彼より少し立派になっていて。なんだか最後の一行に涙が出そうになりました。シンプルだけれどいい言葉だと思う。森見さんの今まで読んだ中ではベストワン。