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ねじの回転―FEBRUARY MOMENT

恩田陸、何度も挑戦してなんでか挫折していたのだけれど今回やっと。2.26事件を主軸にして、歴史を変えようとする国連の人間と、歴史上であるはずの人物たちとが交錯して、なんだか頭の中がゴチャゴチャしたけれど、やっぱりある程度のレベルまで引っ張る恩田さんはスゴイなぁと思った。難しいのだけれど、おもしろい。　歴史をかえるという傲慢さがなんともいえない切なさを生んでいて読んでいてうわぁぁってなる。歴史は残酷だなぁ。年表の一文で片づけられることにもいろんな人のいろんな思惑だとか気持ちだとかがこういった歴史的な事件を起こしているってことがわかっただけでもめっけもん。

酔って言いたい夜もある

奇しくも以前挫折した本が続いた。こちらは当時の自分の気持ちと書き手とがあまりにかけ離れていたので読んでいて不快になったため途中でやめたのだけれど、今改めて読み返してみるとするっと入ってくる。これだけでも、わぁ大人になったなぁなんて呑気に考えながら角田さんや魚喃さんや栗田さんや石田さんや長島さんの言葉にふんふん頷く。